セッション(1日目) 
②Good Lifeに向けた健診の在り方
~本音と建て前、医療・保健・会社(受診者)サイドの視点で考える~

セッション 1日目     2日目    

 

テーマ

Good Lifeに向けた健診の在り方
~本音と建て前、医療・保健・会社(受診者)サイドの視点で考える~

コーディネーター

大宮司実生子(宇都宮記念病院総合健診センター)
中川絹子(宇都宮市医療保健事業団)

サブコーディネーター

鎧塚直美(足利銀行健康保険組合)
田中雅明(デュポン宇都宮市事業所)

コメンテーター

須賀英道(龍谷大学保健管理センター)

ディレクター

千葉暢子(宇都宮記念病院総合健診センター)

内容

この夏こそつかもう!プロフェッショナルとしてのやりがい、人生の生きがい!
生涯を通じた健康管理のため病気の早期発見、早期治療を目的として行われている健診。健康的な生活習慣の実践・継続のため健康づくりへと発展してはきているものの「人が健康に生きる」とは何なのか見つめることなくデータに追われることが多い健診の現場。「自分が健康に生きる」「会社が健康に生きる」ことを見つめることなく有所見にのみ注目しやすい受診者側。そこで「人が健康に生きる」とは?などウェルビーイングなど様々視点でヒントをつかみ、これからの健診の在り方、これからの健診の活用の仕方を見出すワクワクセッションです。

レポート

●はじめに(コーディネーター:大宮司)

今から約10年前に健康学習と出会い、保健指導は「病気を予防する」ことに加えて「元気を増やす」という概念を知り保健指導の意義をより深く考えるようになりましたが、病気やその予防中心の保健指導からその先に広げることが出来ずに日々悶々と悩んでいました。そんな時、このセッションでのコーディネーターの話を頂きました。悩んでいる私にはその自信がなく真っ白な状態でのスタートでした。そんなスタートからメンバーと繰り返し話しあい出来上がった私たちのセッションをご紹介します。  

 

1.目的

・参加者が自身のWell-beingについて考える。・健診とWell-beingのつながりを見出す。

・Well-beingに触れながら120分楽しめる。

 

2.主な内容

①起 誕生会⇒誕生日を入口に自分の生き方を考える。

②承 Well-beingについて(須賀先生より)Well-beingにむけて自分を冷静にみることにより自分の中にあるポジィティブな要素に気付き「正のサイクル」に入る。

③転 Well-beingと自分について考える Well-beingと健康や健診のつながりを考える。

④結 Well-beingを取りいれた健診について考える

 

3.参加された方々の思い

・「健診とwell-beingのつながりを考えてもらうこと自体が、既にwell-beingだ」

・「特別な何かを加えることより自分達自身が誇りをもって健診を行うことが大切」

・「正のサイクルに入るためには一人で考えない。皆で話すべき」

・「誕生日⇒年をとるとネガティブに捉えずにどんな人生を過ごしたいか考えるワクワクした日とポジィティブに捉えたい。目指せ!サクセスエイシング」

 

●セッションメンバーからの感謝のメッセージ

コーディネーター:中川「Well-beingの答えを求めていると見えなかったWell-beingが、自然体で皆さんと話しているうちに“これかも”と私自身のWell-beingを感じました。それはコーディネーターをしている私そのものでした。」

サブコーディネーター:田中「とにかく楽しめた。まさか自分が“Happy Birthdayを唄うなんて思いもしなかった。それも出来る自分に気付いた。」

鎧塚「普段考えない事を沢山考えさせられ頭の筋肉痛になりましたが、これって視点が広まった証かなって嬉しくなりました。」

 

●結びに(ディレクター:千葉)

今年も様々な思いを伝えあい参加者全員でつくったセッションとなりました。日々、形をつくり答えを求めることに精一杯になりがちですが、力を少し抜いて周囲に寄り添うことで新しい意外な形が見えてくるんだな~と感動した学会となりました。今年もありがとうございました。

 

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