セッション(1日目)
③科学的に正しい自信のつくり方 ~コミュニティ全体を動かした事例より~パート2

セッション 1日目    2日目   

 

テーマ

科学的に正しい自信のつくり方
~コミュニティ全体を動かした事例より~パート2

コーディネーター

下田 哲広((株)キャンサースキャン)
若林 巧貴(身体教育医学研究所うんなん)*当日はskypeによる遠隔参加の可能性あり

サブコーディネーター

水越 真代(シャイニング・ライフ/エルイーシー合同会社)

内容

「科学的に正しい自信のつくり方~コミュニティ全体を動かした事例よりパート2~」
『運動する人をどうやって増やすのか。
私たちはこのテーマに対し、運動普及大作戦…その名も「運動キャンペーン」を行いました。
自信喪失、学び、笑い…珍道中の事例を含めた5年間の軌跡と最新結果をご紹介します。
普段の業務に活かせること間違いなし!
地域での保健活動についてぜひ一緒にディスカッションしましょう!』

レポート

【セッション内容】
 運動は健康に良いことは、多くの人に知られてきていることかと思います。では、どうすれば地域で運動する人を増やすことができるのでしょうか。島根県雲南市では、いまだ解決方法が明らかにされていないこの問題をなんとか解決しようと、「腰痛、膝痛は動いて治そう」というメッセージにもと、体操と歩行を普及する『運動キャンペーン』を行っています。事業の中で活用した戦略、理論、工夫した点等をご紹介させていただき、それが自信につながっていくことや、もし参加者の皆さんがこの事業の担当者だったらどう行うかなどをグループで意見を出し合って頂きながら、内容を自分事化していただけるよう進めていきました。感想では、やる気を引き出してもらった、仕事の仕方を見直す機会になった等のお声を頂きました。
【感想:水越真代】
日頃仕事をしている中で、「私の仕事、これでいいのかな」「このやり方で成果は出ているのだろうか」と不安になっている人もおられるのでは。自分の仕事をどのように評価していったらいいかのヒントを雲南市の事例を通してこのセッションから感じていただけるのではないかと企画しました。若林さんと下田さんと3人で、参加してくださる皆さんの疑問や知りたいことを意識しながらセッションを作り上げる過程は、学ぶことが多く、背景の違った3人がチームを組む楽しさを感じることができました。
私がこのセッションで学んだ事は、①効果を実感できる事業はまずは始める前の計画が大事。②チームで、それぞれの強みを発揮してプロジェクトを進める。③成果は複数年で評価する。④自分の仕事を地道に見える化する。でした。私自身もとても学びの多いセッションでした。今年もたくさんの刺激を頂いた学会でした。本当にありがとうございました。
【感想:下田哲広】
私にとって今回の健康学習学会は4回目となり、もうそんなに経ってしまったのかと思いつつ、今年も何かポジティブな学びを持ち帰りたいと思いながらコーディネーターとして参加させていただきました。残念ながら諸事情でセッション当日は参加することはできなかったのですが、事前の打ち合わせを水越さん、若林さんとさせていただき、セッションの内容を詰めていく過程でまた多くの気づきがあり、今年も参加してよかったと思いました。コーディネーターの皆様とは毎年お会いするたびにそれぞれの場所でご活躍されている内容を伺うことができとても刺激になります。また私の活動等についてもお話することで色んなフィードバックをいただくことができ感謝しています。セッション当日は大盛況だったようで、とてもうれしく思うと同時に、自分も一層頑張らなければいけない、と襟が正される思いでした。また来年皆様とお会いするときまでに、仕事や研究など自分のフィールドで成果を出して、学会にて学会長や他のコーディネーターの方々、参加者の皆様と学びあうという一連のサイクルを、これからも続けていければありがたいなと思います。今年も本当にありがとうございました。
【感想:若林巧貴】
 会場の皆様とお話しさせて頂けたこと、様々なご意見を頂けたことは本当に貴重な経験でした。ありがとうございました。今回はコーディネーターとして4回目の参加ということで、浮足立った調子も少しは落ち着いてきたかなと自己満足ですが自信を感じました。(笑)学びたいという気持ちがこれまでに比べ空回りしていなかったからではないかと勝手に思っています。当日までのプロセスを共有させていただいた水越さん、下田さん、当日集まった会場の皆様のおかげで、今後、運動指導士としての専門性を深めることはもちろんですが、それに偏ることなく視野を広げ、専門性を踏まえた将来を見通す力をつけなければという思いがさらに強くなり、今までよりも刺激が多い学会となりました。
参加者の皆様、学会運営に関わる皆様に対して感謝申し上げます。

 

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