セッション (1日目)
[3] 教育から共育へ、そして気付きから築きへ

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テーマ

教育から共育へ、そして気付きから築きへ

コーディネーター

中川 絹子 (宇都宮市医療保健事業団)

サブコーディネーター

中村 多恵 (宇都宮市医療保健事業団)
神應 知道 (新町クリニック健康管理センター)
佐藤 陽一郎 (新町クリニック健康管理センター)
清水 京子 (トヨタ紡織)

内容

医療者が患者さんに教える時代から、医療者が患者さんから教わり学ぶ共育時代へシフトしつつあります。共育へのシフトによって『気づき』が得られますが、この気づきをその時だけにせず、自分のものにするために『築き』へのシフトが大切です。毎年の学会で気づきを得ながら、その場かぎりになってしまっている方、一緒に築きへのシフトをしてみませんか?

レポート

健康学習に出会い、なりたい自分に近づくためにできることって何だろう?という問いを持ち続けた数年間。その答えに近づきたいと神應先生に伝えた後、神應先生に降ってきた言葉「教育から共育へ、気づきから築きへ」。これをテーマに「ライフデザイン-スタンフォード式最高の人生設計-」という本を参考にセッションを組み立てていきました。

【セッションの内容】

☆アイスブレイク☆
今回のテーマである「教育と共育」、「気づきと築き」にちなんで同じ読み方だけど違う意味を持つ言葉を各テーブルごとに挙げてもらいました。セッションメンバーが想像していた以上にたくさんの言葉が挙げられ、皆さんの頭の柔らかさ、発想力のすごさに感動でした!

☆自分に気づく☆
仕事・遊び・愛、そして土台となる健康を軸に、人生100年時代を過ごすためのエネルギーが何%くらいあるのかを振り返り、自分の今を知ることから始まりました。そして、5年後どの軸をどう変化させたいか、また今のままでいたいかをグループで発表し合い自分の今とこれからを探りました。

☆well-beingに人生を全うするために築く☆
神應先生から人生をwell-beingで全うするために行っているとんでもない習慣をご紹介いただきました。しかしながら、神應先生のようなとんでもない習慣がwell-beingに本当に影響があるのか?それを証明するために、私たちが1か月間、騙されたと思って実際にやってみた15個の習慣を実践した結果を報告しました。結果、幸福度は確実に上がっていました。well-beingな人生を全うするためにはどんなことが大切なのか、「気づき」があっても「やってみる」ことで「築き」につながることを共有し、参加していただいた方と一緒に自分自身の築いていきたいことを見つけ出しました!

☆まとめ☆
well-being : 共育(共に学び合うこと)、気づくこと、感じること・・・
well-doing : 教育(一方から教えること)、築くこと、行動すること・・・
そして、セッションを振り返り心に残ったことを共有し合いました。セッションでは伝えられませんでしたが、気づき⇒築き⇒さらに気づき⇒さらに築き・・・のサイクルが大切であるということもここで捕捉させていただきます。

【セッションの感想】
神應先生へセッションの打合せで初めて連絡させていただいたとき、先生から「学会って、お祭りみたいに楽しいものだけど、2日間だけ楽しむんじゃなくて、どうせやるなら準備から楽しんでやりましょう!」と言葉をいただき、この瞬間からワクワクが溢れ出しました。そして、初めから終わりまで楽しむことができました。今回、セッションに参加いただいた皆さまをはじめ、飛び入りコーディネーターをしてくださった内山さん、お互いに承認し合い、楽しませていただいたサブコーディネーターの皆さま、ご協力をいただいた多くの皆さまと、セッションを通してたくさんの気づきと学びと楽しさを共有することができました。ありがとうございました。


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