セッション(1日目) ③企業・組織を活性化する健康づくり

セッション 1日目     2日目    

 

テーマ

企業・組織を活性化する健康づくり

コーディネーター

水越真代(シャイニング・ライフ) 

サブコーディネーター

佐藤弘行(エレテクノス)
石見一女(ウェルビネ/BE&DO代表)

内容

最近話題の「健康経営」。リスク管理ではなく、持続的な組織発展のための健康づくりという考え方。産業保健の現場では、その大事さを痛感します。では、どんな形で進めていくか…。皆さんの現状の共有、専用SNSを使った習慣化の取り組みなど、様々な実践例から考えます。

レポート

「働く人の健康づくりが企業や組織を元気につながるのか

というとても大きなお題を抱えてのセッションでした。感覚的にはわかるけれど、それをどのようにセッションに落とし込み、参加者同士で考え、自分自身を見つめ、何かに気づき明日への力につながるのか?ということで、サブコーディネーターのお二人と、事前に日ごろのお仕事の中での実践や考えていることを出し合い、ディスカッションをしました。私たちが話しあい確認したのは次の3点、①企業の中での健康づくりは何を目的に行っているかをみんなで考えたい②企業が元気になるには、従業員一人一人が元気になることが大事。③そのためには、従業員同士のコミュニケーションがキーワードであるということでした。

セッションは、参加者の方々に自分自身が、企業や職場を活性化するためにどんな役割をしているのか? 自分の仕事や課題は何だろうと自分自身の日頃を見つめなおしながら、エレクトロニクスの佐藤さんの実践例、リーダーが部下とどのようにコミュニケーションをとるかという力を上げるための研修。 石見さんから、専用のSNSを使って、従業員同士のコミュニケーションを高める実践報告をしていただきました。 感想を見ても、参加者の方同士の気づきと実践例がとてもよかったとのお声を頂き、私たちが考えていたことが伝わったのではないかとほっと胸をなでおろしました。

 終了後、一か月希望の方には、SNSで、仲間でコミュニケーションをとりながら健康習慣をつけるという体験を行いました。いつもは支援者の皆さんも、励まされている、見守られている心地よさと、頑張る気持ちを感じたといってくださった方、一か月ランニング200㎞達成など驚異の報告をくださった方もあり、体験者同志楽しく、身近なパートナーとして過ごすことができました。また体験をしていない方も含め、一か月後、セッションの感想と、体験の感想を参加してくださった方にフィードバックし、学会だけでなくその後のつながりを意識してみました。私自身、参加してくださった方を身近に感じ、つながりを感じたセッションだったなあと感じた今年の学会でした。

≪参加してくださった方の声≫

◇コミュニケーションがいかに大切か、改めて感じました。挨拶はしているけど・・きちんとできているかな~と思いました。

◇職場で実践できる具体的な内容で興味深く参加させていただきました。

とても参考になりました。職場の健康づくりの取り組み事例はとても欲しかったです。

◇事例紹介で刺激を受けました。グループの方とも実りある意見が聞けました。企業の健康づくりを話せて楽しかったです。

◇活性化につながる健康づくりをキーワードにコミュニケーションの重要性に気づかされた。Face to face が重要だと思いました。

◇自分の職場で明日からできそうなことを見つけることができてよかったです。

◇活性化のヒントがつかめました。活性=健康がつながったという実感をしました。

◇楽しくディスカッションできて、仕事のストレスが取れました。日々の生活の中で今みたいに職場の仲間とも接することができればイキイキ働けるかなーと思います。

文責 水越真代

 

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